Relifeに弊社代表のインタビューが掲載されました。

2010/9/25

弊社代表の徳重のインタビュー記事が掲載されました。

インタビュー記事はこちら

インタビュー全文は以下

―徳重さんの大学入学までの学生生活はどのようなものでしたか?

大学受験のときに浪人を経験しました。私の高校は田舎で学年300人中浪人をするのは私以外、あと1人だったので、浪人をしていることに対する劣等感がました。
そのような苦しい受験勉強をしている中で支えになったものが起業家たちの本です。当時は純粋な年齢だったこともあり、「あきらめない」「やり続ける」という起業家の軌跡に励まされ、素直に吸収することができました。それは今の自分の基礎になっています。

―大学時代のことで印象に残っていることを教えてください。

ビジネス書と経営書を読みまくりました。成功した起業家のセミナーにも会いにいきました。また、広く海外を見てみたいと考えるようになり、バックパッカーとして20カ国ほど旅をしました。
行く先々には新しい世界が広がり、考えさせられることもたくさんありました。そして、自分の中で、将来は①大を成す、②世界で闘う、③面白く生きるという3つの基本ポリシーを持つようになりました。

―学生時代に留学をするという経験はあったほうがいいですか?

確実にあったほうがいいと思います。海外へ行くことによって日本人であるという意識を持たざるを得ないし、色んな事を考える機会があります。
私はMBAを取得するためにアメリカへ行くまで、日本の歴史を何も知りませんでした。しかし、アメリカで生活をしているとマイノリティですので、「自分が何者なのか、ルーツは何か、何ができるのか」という事を常に問われる状況になります。海外にいる日本人の方が逆に愛国心が強いですし、歴史、人間学も勉強しているように思います。
このように留学は人間の骨格ができる機会が与えられるように思います。

-学生時代の経験が今に活きていることはありますか?

はい。日本の一番の問題点は優秀な人がチャレンジをしないことなんです。私は色々と失敗してきて学んだことが大きな糧になっています。若いときに失敗し、そのことが価値があると経験上わかっていれば、失敗を必要以上に恐れる必要はありません。 チャレンジをして成功すれば、それはそれでいいですが、失敗しても「それも良し」と思うことができればチャレンジすることにマイナスはありません。

「ロジックとパッション」

―大学卒業後はどのような道に進まれたのですか?

大学卒業後は住友海上火災保険株式会社に就職しました。ありのままに自分のことを話して、一番評価してくれたのが住友海上だったので、就職先に選びました。入社後、経営企画のような全体が見える部署に配属されました。
そこでは本当に鍛えられましたね。また、全体を見ることができる部署だったので、何を考えるにしても全体から考えられるような力が自然とつきました。感謝しています。

―その会社を辞めるきっかけは何だったのですか?

4年目ぐらいまでは、おもしろい仕事ができていたのですが、将来のことを考えるとエキサイティングな仕事ができるようなイメージができなくなったので、5年半ほどでやめることにしました。もともと損保は、給与もよく安定を求める人の集まりなので違いますよね。

―そこからアメリカへ行ったのですか?

はい。ゼロから出発するためにアメリカへ行き、MBAを取得しようと思いました。せっかく、大企業を辞めたので、好きな分野と得意分野が重なるベンチャーをすることを真剣に考えました。目指す先はシリコンバレーです。

―順調に入学できたのですか?

またしても簡単にはいきません。スタンフォード、UCバークレーとことごとく失敗し、やむなくアリゾナのサンダーバード大学へ行きました。でも、どうしてもシリコンバレーに行きたいという気持ちがあったので、苦労の末、這い蹲って、やっと、シリコンバレーでインターンを勝ち取りました。

―そこでの経験で為になったものはありましたか?

仕事内容はインキュベーション事業でした。仕事を通して日本のベンチャーの実態や日米のベンチャー企業の違いを学ぶことができたことは本当にいい経験でした。

―日米の違いとはどのようなものですか?

私が大事にしている考えは戦略的思考(ロジック)と起業家精神(パッション)を持ち合わせることです。日本人に多いのは、片方だけを持っていることなんですよ。日本の起業家には、戦略的に考えていない人が多いのです。
それに比べてシリコンバレーでは起業家精神と戦略的思考の両方を持っている人が多いですし、チームで仕組みを作る人が多いのです。かなり組織的に、戦略的に考えています。

―MBA取得後は日本に帰国されたのですか?

日本人はみんな日本に帰って行きましたが、私は絶対にリベンジしてやるという気持ちがあったのでアメリカに残りました。自分で技術ベンチャーのハンズオン支援事業を立上げ、5年半続けました。
ハンズオン支援だったので、起業家目線で実務を経験しました。また、収入なければ給与無しという条件下で、現実の厳しさも経験しました。

―どういう経緯で日本に帰国したのですか?

アメリカで闘っているうちに、日本の問題も目に付くようになりましたし、日本への想いも出てきました。日本再生のためには、日本初の技術を世界に展開できるような企業の創造、さらにはそのような会社が多く出てきて産業クラスターが形成される必要も痛感しました。
そのような中で、イノベーションが起こせそうな起業分野を探し出していたところ、今の電動バイク事業を考えました。

―どのような思いで現在のを立ち上げたのですか?

私はシリコンバレー的な会社をやりたいと考えています。そのひとつは、もともと市場があるところを狙うということです。そして、アメリカの企業は最初からかなりグローバルでダイナミックな考え方をします。
そういう企業には人材も集まります。 弊社も、日本にはなかなかいない起業家精神と戦略をもつ人材が集まってきています。最初の10人までの社員の質が特に重要で、最初の企業カルチャーがしっかりしていれば、次からもそういう人が集まってくるんですよ。
もうひとつ大切なことはフレームワークです。組織の仕組み作り、資金調達の順序、資本政策、キャズムの超え方、市場拡大の仕方、パートナリング、法務リスクなど、最初から想定されることを策定しておきながら、実務をやりながら仮設を調整していくというプロセスですね。

「クリーンテック革命」

―現在の事業内容を教えてください

電動バイクの製造、販売をしています。電気自動車には、価格が高いということと走行距離が不十分であるという問題点がありますが、電動バイクであれば、40Km走れば十分ですし、価格も安く抑えることができるので、圧倒的に普及が早いと思います。
ベンチャー企業にとって大事なことはマーケットを読むことです。PCが生まれたときや、インターネットができた時など非常に大きく物事が変わるときというのは大きなチャンスがあるときです。
今はクリーンテック革命と言われていて、環境に対する関心が高まっています。 その中でも電気自動車や電動バイクというのは非常に面白い分野で、100年に一度のパラダイムシフトが起こりつつあります。垂直統合から水平分業といわれる構図で、今までのガソリン車とは物作りが大きく変わるので、既存の大手社はやりにくいんです。
今まで培ったエンジン技術が何の役にも立たないというわけなので。そのぶん、ベンチャー企業にはチャンスがあります。 世界的に、電気自動車の分野で勢いのあるベンチャーが生まれている中で、日本だけがなかなか盛り上がっていません。5年間、放置していたら米国、中国のベンチャー企業に取って代わられる可能性もあります。
なので、今、日本発として私たちが取り組んでいるのです。僕たちは新しい産業を作る思いでやっています。

―社名の由来を教えてください。

「TERRA」というのは、ラテン語で「地球」という意味です。社名には地球環境を守る会社になりたいという思いと地球規模で展開していきたいという思いが込められています。

―電動バイク事業で社会をどのように変えていきたいとお考えですか?

東南アジアを見ていると、騒音や排気ガスによるスモッグが本当にすごいじゃないですか。住みやすい街を作りたいです。 また、日本で一番足りていない成長戦略を具体化したいです。新しい企業がどんどん立ち上がり、そのうち一部が大きな事業となり、雇用も生み、税収を生むというような、日本の目指すべき理想の実現を具体化していきたいですね。
あそこの会社に行けば、わくわくする、面白い仕事ができるというような会社になりたいですね。

「強烈な時代、到来」

―10年後の社会はどうなっていると思いますか?

今の日本は幕末の時代に似ていると思います。昔からの制度が老朽化し、根本的に成り立っていないため、どうしようもない状態です。 10年のスパンでみると、日本は財政破綻すると思います。
私はそこから新たな日本が始まると思います。それほど強烈な時代がきます。そういう時にこそ明治時代のような起業家精神が大切なのです。私自身はその時に、重要な役割ができるような人材になりたいと思います。
今の日本はもうどうしようもないぐらいゆでがえる状態ですが、一回、リセットすれば、日本は再び浮上できます。過去の歴史が、証明するように、時代が人材を輩出してきました。

―徳重さんはどのようなリーダーになりたいですか?

大変な状況の中でこそ結果を出す、進むべき方向を生みだすのが本当のリーダーだと思います。そのような人になりたいです。

―人生で最も影響を受けた人物は誰ですか?

日露戦争の時代の人たちです。特に山口出身なので、児玉源太郎ですね。本当に凄いと思います。普通に考えたら負けるものをいかに引き分けに持ち込むか。
今の政治家を見れば何の戦略もないじゃないですか。当時の人たちは、戦略を持って行動し、国民も団結し、気概もありました。そういう時代が過去にあったことが、自分たちにもできるという原動力になります。

―学生起業家についてはどうお考えですか?

最初は勉強してから事業を始めるということが理想だとは思いますが、やりながら覚えることもいいと思います。理想とするならば、高い志を持ってやってほしいです。
日本の起業家には、ただ単に単に雇われたくないという理由や自分でお金を儲けたいという方も多いと思います。「世の中を変えたい」という志があれば、経営のやり方も変わるじゃないですか。

―最後に学生や若者にメッセージをお願いします!!

今の日本の現状を認識したうえで、自分はその中で何を目指すべきなのかを考え、あきらめずに戦略的に自分の方向性を考えながら、失敗を乗り越えながら前に進んで欲しいですね。
日本人には「何も考えずにやる」という人と「考えすぎて何もやらない」という両極端な人が多いと思います。後者の人は、60%OKだったらまず行動してみてください。取り組んだ上で失敗すれば、それはそれでエネルギーを生むとてもいいことなんですよ。共に、時代を創っていきましょう。

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